水球部に入ってよかったこと
おはようございます。ZOMと申します。
突然ですが、皆さんは「水球」を知っていますか?
マイナーな競技なので、あまり知らない人も多いと思います。私は高校時代に水球部だったのですが、今日は水球についてお話ししてきたいと思います。
目次
そもそも水球って何?
水球とは、水中で行われる7vs7の球技で、コートの端にあるゴールにボールを入れ、得点数を競う競技です。平たく言えば、水中で行われるハンドボールのようなものです。沈めたり、掴んだりすることがよく起こるため、「水中の格闘技」と呼ばれることもあります。
一番きついスポーツです。
英語では、「Water Polo」と呼ばれています。
水球をテーマにした作品で、2014年に水球ヤンキースと言うドラマがありました。
ルール
アバウトですが、ルールを説明します。ざっくりとした説明なので、厳密には違うことがありますがご了承ください。
プールは水深2メートル以上で、縦30メートル、横20mです。足がつかないので、常に浮く必要があります。
1チームはフィールドプレイヤー6人とゴールキーパー1人で構成されています。ゴールキーパーは、ハーフラインを超えてはいけません。
選手は、チームの区別のために、水球帽と呼ばれる耳にガードがついた帽子をかぶります。なお、ゴールキーパーはフィールドプレイヤーとは異なる色の帽子をかぶります。
判定は2人の審判によって行われ、それぞれフィールドの横を歩きながら笛や手の動き、声を使って反則などの判定を下します。他にも、補佐やジャッジが何人かいます。水中は見えづらいため、審判にバレないように反則行為や危険行為をする人もいます。
基本的には4ピリオド(8分×4セット)です。大会によっては、10点差がついた時点でコールド試合となり、4ピリオドせずに終わることもあります。ピリオド間は2分くらいの休憩があり、2、3ピリオドの間の休憩時にコートを交代します。
ボールは1つで、バレーボールくらいの大きさです。持ちやすいように、ざらざらしています。ゴールキーパー以外が両手でボールを持つのは反則となります。なお、選手によってはボールを持っている時に逆の手に持ち替えることがありますが、この時にも両手で同時にボールに触れてはいけません。
ゴールは3メートルくらいで、ゴールキーパーが守ります。ゴールキーパーが一番フィールドを見渡せるため、指示を行うことが多いです。
攻撃権が設定されており、30秒で攻守を交代します。30秒以内に攻撃しなければならず、30秒経つと大きい合図の音がなり攻守交代となります。これを無視してボールを持つと反則行為とみなされます。30秒経たずに交代することがよくあります。
ファールと言うものがあり、頻繁に起こります。ただ、これは悪いものではなく、攻撃権が相手に移動するだけで、何回してもペナルティはありません。むしろなければプレーは円滑に進行しません。
違反行為を行ったプレイヤーは退水になることがあります。退水を宣言されたプレイヤーは一時退場(退水)します。退水場所は自ゴールの横らへんにあります。退水する時間は20秒で、攻撃権が自分チームに移れば、それを待たずして復帰できます。退水した場合、1人少ないので、不利になります。重度な違反行為を行った選手や1試合で3回退水となった選手は永退(永久退水)となり、その試合には参加できません。
勘違いされがちですが、手だけでなく、足や頭を使ってボールに触れてもいいです。ただ、難しいわりにあまり意味がないので、する人はあまりいません。
ある程度は許容されていますが、暴力行為は認められていません。軽く掴んだり沈めたりするくらいはギリセーフです。
水球部に入った経緯
私が入学した学校には、一定期間、部活動に入らなければいけないというルールがあり、楽そうな部活を探していたところ、見つけました。実際は一番きついスポーツですが、3人しかメンバーがいなかったので、あまり練習していないんだろうなという思い込みで入部を決めました。それが後悔の始まりです。
よかったこと
泳げるようになった、精神、肉体が鍛えられた、話のネタになる。以上です。
そもそも私は25メートルすら泳げなかったのですが、泳げるようになりました。身長も低いので最初の頃はよく溺れかけましたが、泳げないと溺れるので気合いでなんとか泳げるように頑張りました。
練習がハードなため、身体と精神が鍛えられました。この経験があったので、大抵のことは耐えられるようになりました。
マイナーな競技なので、話のネタになります。
きつかったこと
水球部に入って最初の頃は、とにかく溺れないように頑張っていました。気を抜いたら命の危機なので、最初の頃はプールに入るのすらただただ怖かったです。
練習がハードで、頭と体を使うため、疲労が溜まります。全身を満遍なく使うので、全身が疲れます。
沈められることがよくあるため、呼吸ができないことが多々あります。死にかけたことが何回もあります。
マイナーなので、周りの人からは、「水球部は楽そう」と言われることが何回かありましたが、「こっちはお前の何十倍も練習してんだよ!」と何回も思いました。やらないことにはきつさが分からないので、言われるたびにムカついてました。
まとめ
きついのが苦手な人にはおすすめしません。特に、泳げない人は絶対にやめた方がいいです。自分は気合いでなんとかなりましたが、並大抵の努力じゃどうにもなりません。
水球は大変きつい競技です。生半可な覚悟ではできません。覚悟を持って臨みましょう。
今日はこれで終わります。ありがとうございました。
投稿 2020年5月26日
修正 2020年9月19日