【感想】ラップスタア誕生2020「4th STAGE」
おはようございます。ZOMと申します。
今日は、「ラップスタア誕生!」2020の4th STAGEの感想を書きたいと思います。
3rd STAGEについては下記のブログでまとめています。
4th STAGE 「RAPSTAR SCRAMBLE」
4th STAGEは1対1の楽曲制作バトル。3rd STAGEでの順位が高かった人から順番に、
「STUTS」
「GeG」
「 MURVSAKI」
「Yammie Zimmer」
の4名のトラックから好きな曲を1曲選択し、楽曲を制作する。
なお、 「Yung Xansei」のトラックは選択不可となっている。理由はおそらくほとんどのラッパーが使用しており、week dudusとYarchしか使えないためだと思われる。
期間は1日。テーマはフリー。短い時間の中で曲を作る必要がある。審査は5名の審査員の多数決で行われる。
3rd STAGE 順位
1位 noma
2位 ralph
3位 week dudus
4位 Itaq
5位 SATORU
6位 TOFU
6位 麻凛亜女
8位 Yarch
対戦カード
「STUTS」 SATORU vs noma
「GeG」 week dudus vs TOFU
「MURVSAKI 」 Itaq vs ralph
「Yammie Zimmer」 Yarch vs 麻凛亜女
「STUTS」 SATORU vs noma
SATORU
集合時間には30分遅刻するも、それより遅れてきた麻凛亜女をビッチ呼ばわりして苛立っていた。3rd STAGEの順位は5位だったが、1位通過とタイマンを希望。トラックは覚えていないそうだ。
ちなみに対戦相手のnomaについては、「可愛い顔してる。刑務所だったらケツ掘ってる。」と語っている。
数日前に仕事を辞めたらしい。
SATORUは叫ぶようなフロウが特徴的だったが、今回はオートチューンを起用していた。
先輩のラッパーMAKAのアドバイスでK DUB SHINEをディスるも、「しね K DUB SHINE」と直球すぎるライン。もっとひねりが欲しかった。曲は全体的にAK-69に似ている感じがした。
”仲間が居なきゃここまで来れねえだろ”
noma
3rd STAGEを1位通過したことには驚いていた様子。 100%勝てる自信があるトラックとしてSTUTSを選択。SATORUについては、「あんだけ自信あって負けちゃうんですよあの人」と言っており、かなり自信満々な様子。
家のシャワーが壊れていたらしく、新しいものに替えた後の1発目のシャワーが気持ちよかったことをテーマに曲を書くそうだ。
Itaqとは以前に曲を作ったことがあるそうだが、思想の違いから関係を絶ったらしい。ぜひこれを機に仲直りしてほしい。
曲は、韻がタイトに踏まれており、バースの完成度は高かった。特に最後の部分の合わせ方は完璧だと思った。ややフックに不安が残るも、圧倒的なスキルだった。
” 唯一僕が見えるもの”
勝者 noma
片親同士の対決を制したのはnoma 。4対1でnomaの勝利。
「GeG」 week dudus vs TOFU
week dudus
3rd STAGEの自己評価は1位か2位くらいだと思っていたそうで、3位だったことにはかなり驚いていた様子。トラックは「Yung Xansei」が良かったそうだが、なかったので「GeG」を選択。
レコーディング直前に、スマホに書いたリリックが消えるというハプニングが起こるも、すぐに書き直し立ち直った。毎日曲を2~3曲作っているという経験が功を奏した。
ダブルミーニングが多く使われている曲だった。ビートに対するアプローチが多彩で、聴き心地がとても良かった。
”俺も見られる側になった”今””
TOFU
3rd STAGEは6位通過だったが、トラックは一番選びたかった「GeG」を選べたので問題ないそう。
終始楽しそうで、ポジティブな人間性がうかがえる。
遊び心が溢れるリリックをメロディアスなフロウで乗せていて、とても心にくる曲でした。
”金じゃねえ 仲間家族のため歌う”
勝者 week dudus
イチゴ農家と米農家の対決を制したのはweek dudus。かなりの接戦でした。5対0でweek dudusの勝利。
「MURVSAKI」 Itaq vs ralph
Itaq
3rd STAGEを4位で通過。みんなが見たい対決であろうralphとの戦いを自らセッティング。
宗教について歌わない曲が聴きたいという審査員のリクエストにより、「人」をテーマに歌うことに決めた。だが、神については外せなかったようだ。
リリックは考えるものではなく、いただくものだという持論を持っている。
対戦相手のralphのことは恩人だと言っており、一緒に曲も作っている。
3rd STAGEで敗退したG:ntと曲を作っていた。
曲は歌うようなフロウで、聴き心地が良かった。審査員からも絶賛だった。
”誰もが幸せに笑える世界”
ralph
3rd STAGEを2位通過。
今回のトラックは、Yung Xansei以外がメロウ寄りということもあり、苦手意識を持っている様子。また、MURVSAKIとは、過去に曲を作ったこともある。
普段は人と合わずにリリックを書くralphだが、今回は明るいマインドに持っていくため、色々な人に会いにいっていた。
曲はパンチラインの連続で、さすがはralphと言った感じだ。自分の弱さを見せつつも、後半にかけて徐々に強さが現れていた。
”与えられなかったから奪った”
勝者 ralph
3対2でralphの勝利。甲乙つけがたい勝負でしたがralphの勝利。勝負を制したralphはもちろん、あと一歩まで迫ったItaqにはリスペクト。
「Yammie Zimmer」 Yarch vs 麻凛亜女
Yarch
3rd STAGEは8位通過だったが、あまり気にしていない様子だった。なお、ちょうどやりたかったトラックだそうだ。
「パーティー」をイメージした曲で、1曲目の真面目な感じとはうって変わった内容だった。
対戦相手の麻凛亜女のことは特に意識しておらず、対戦ということは考えていない様子。
スピード感を重視しているようで、すぐに曲を作り上げていた。新鮮さを届けるという意味ではいいのかもしれない。
個人的には、「パーティー」をイメージした曲なら、クラブハウスの裏側で働いていたという体験を活かしたリリックが書けたのではないかと思った。
驚きこそ少なかったものの、聴いていて楽しい曲だったので今後に注目したい。
”内なる火 心に決めたqueen”
麻凛亜女
3rd STAGEでは6位通過。
曲作りのスピードがゆっくりだったり、リリックでもdisっていたりと、対戦相手のYarchとは対照的だった。ちなみに、麻凛亜女の前の旦那がYarchにビートを提供したこともあるそう。意外なつながり。
曲のテーマは「煽り」だそうだ。
300万円が貰えるからと数日前に仕事を辞めたそう。意気込みは大変素晴らしいが、子供がいると考えると、あまり好ましくないように思える。
審査員からは言葉の解釈の違いやライブの心配を指摘されていた。個人的には、やたらと女を強調していたり、浅い英語の多用などがあり、あまり好きではなかった。ただ、パンチラインが何個かあったりして面白かった。
”敗北の未来にいってらっしゃい”
勝者 麻凛亜女
4対1で麻凛亜女の勝利。
Final STAGE
Final STAGEはライブ形式で行われる。
Final STAGE出場者は、
noma、week dudus、ralph、麻凛亜女の4名に加え、敗者復活の1名、計5名で行われる。敗者復活はTwitterでのRTの数で決まるようだ。
おわりに
全体的に、1曲目の完成度が高すぎて超えられていない印象。 この中だと、ralph、week dudus 、Itaqはかなり良かったと思う。さすがに1日では厳しかったのかもしれない。
Final STAGEでは、一曲目、二曲目共に改良を加えたものが見たい。特にweek dudusは、Yung Xanseiのトラックでやりたかったと言っていたので、3rd Seasonの¥ellow BucksみたいにLiveで新曲披露などもあるかもしれない。
ralphは、ライブでのクオリティの高さがすでに証明されているのでとても楽しみ。
今日はこれで終わります。ありがとうございました。
投稿 2020年10月16日